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三月去る

一日に高校3年の卒業式、十一日に看護専攻科5年の卒業式、二十日に終業式というふうに「式」連続の三月が過ぎようとしています。日本の春は「別れ」の季節と言われていますが、同時に「出会い」の季節でもあります。

別れと出会いが連続するこの時期は、学校にとっても寂しさと喜びが同居する心忙しい時期でもあります。本当はもう少しゆったりと、それぞれの思いを噛みしめたいところですが、時間の流れの中で、それは叶いません。

生徒たちも、何か一つの事が終わるとすぐ、次の事へと追いやられ、一つ一つの出来事をじっくり味わうことはできません。まだ小さな頃から「夢」を求められ、その夢の実現に向けてひたすら走り続けることが当たり前とされています。

子供たちは、そんなに時間を惜しんで走り続けなければならないのでしょうか。個々の体験をじっくり味わい、時間をかけて自分の中に染みこませていくことはできないのでしょうか。もっと、ゆったりと生きるというか…………

寸暇を惜しんで働くことが美徳とされるこの社会では、「ボーッと」生きていてはいけないのでしょうか。学校では、数日後に迫った新入生オリエンテーションに向けて、のんびりしている時間はありません。

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モノガタリはカタリナから。

京都聖カタリナ高校では、「生徒一人一人が主人公。」を
テーマに、
教育カリキュラムを設計しています。
「なりたい自分」を実現するため、様々な取り組みを行なっています。