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校長ブログ

2025.04.02

こころに吹く風【本校の存在意義とは】

みなさん、こんにちは。校長の後藤です。

今日は、改めて「本校の存在意義とは何か」についてお伝えしたいと思います。

私たちの学校は、いわゆる「勉強が得意な生徒」や「活発で目立つ生徒」だけのためにあるのではないと考えています。むしろ、学校が苦手な生徒や勉強に自信が持てない生徒、人とのコミュニケーションに悩みを抱えている生徒、少し自分に自信がない生徒など、そうした一人ひとりにこそ光を当て、その子が「主役」になれるような場所を目指しています。

そのために私たちがまず大切にしているのが、安心できる環境づくりです。

安心して登校できること。安心して話ができること。安心して自分のペースで学べること。

そのためには、まず互いを知ることからはじめて、理解し、認め合い、そして受け入れられるような文化が必要です。

本校では、日々の関わりの中で、生徒同士が「違い」を恐れず、「苦手」を責めることなく、むしろ苦手を補い合い、得意を高め合うことを大切にしています。

それは一朝一夕でできることではありません。だからこそ、私たちは毎日伝え続けます。

「あなたはここにいていい」「あなたには価値がある」「そのままのあなたを見ている」と。

また、本校は少人数制の学校です。だからこそ、教職員の目が行き届きます。一人ひとりの表情や小さな変化にも気づき、寄り添うことができます。生徒との信頼関係があってこそ、本当の学びと成長が始まると信じています。

本校が存在する意義・・・ それは、「どんな生徒にも、その子らしく輝ける場所と出番がある」ことを、教育を通じて実現していくことです。

光の当たらなかったところに光を届け、誰一人取り残さない教育を、これからも誠実に続けてまいります。