行事・イベント
2025.07.16
京都の妖怪の地を散策
今回2年生は、京都市内の轆轤町(ろくろちょう)に出向き、京都光華女子大学短期大学部の久世先生に「京都の妖怪」について、お話をしていただきました。轆轤町は元々髑髏町(どくろちょう)だったらしく、京都の東山辺りは葬送の地で、死体が放置され、髑髏が散乱していたということからこの地名になったということでした。最初に訪問した六道珍皇寺(ろくどうちんこうじ)も、あの世とこの世の境目に位置するお寺で、今も冥界の井戸が残っており、小野篁(おののたかむら)がその井戸を行き来して地獄へ通っていたという伝説があることを教えていただきました。お寺を参拝した後は、女性の幽霊が夜な夜な赤ん坊を育てるために飴を買いにきたという伝説が残る「みなとや幽霊子育飴本舗」に訪問し、幽霊の赤ん坊を育てたという飴もいただきました。その後、西福寺や六波羅蜜寺にも立ち寄り、生徒たちはそこに伝わる伝説や歴史を知ることで、東山地域が葬送の地であったことを実感していたようでした。