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校長ブログ

2025.06.05

こころに吹く風【静かに心をひらく時間 〜お祈りの大切さ〜】

皆さん、こんにちは。校長の後藤です。

本校はカトリックの精神に基づいて教育を行っている学校です。その中で、私たちがとても大切にしていることの一つが、「お祈り」の時間です。

朝の祈り、授業の始まりや終わり、ミサや沈黙のとき・・・。この静かなひとときは、ただ宗教的な習慣というだけでなく、自分自身と向き合い、神様に心を開く貴重な時間でもあります。

忙しい毎日の中で、立ち止まって心を整えることは、現代に生きる私たちにとってとても大切な営みです。祈りは、感謝の心を育て、不安や悩みを神様に委ねることで心の平和をもたらしてくれます。また、自分ひとりのためだけでなく、友だちや家族、世界の誰かのために祈ることは、思いやりや連帯の心を育ててくれます。

祈ることで、私たちは「ひとりではない」と感じることができます。そして、人間の力ではどうにもならないことがあるからこそ、神様にゆだね、希望を持って歩むことができるのです。

祈りの言葉に正解はありません。大切なのは、自分と向き合い、心から神様に向かおうとすること。どうか皆さんも、それぞれの心の中で、自分と神様と静かに語る対話の時間を大切にしてください。